Item Number 10
[2020年] 下半期MVP ●毎年とりとめもなく発表させて頂いております、ヤナギヤ独断と偏見のMVPワイン。
2020年度下半期、ヴァリュー版MVPとさせて頂いたワインが、当カベルネでした(→過去のMVPワイン一覧)。
◎前作は安旨版MVPに (→プレミアム編はこちら) 「この2580円カベルネは、倍額の価値がある。
」と申し上げ、2020年度のヤナギヤMVPワインとさせて頂いた当ワイン。
お陰様で該当の’18年が好評のうち完売となり、新たなヴィンテージ、’19年に切り替わりました。
傑出ワインの次の年、新ヴィンテージの試飲というものは、いつもドキドキしちゃいます。
普通の出来でも随分落ちたように感じてしまうため、美味しくあってくれ…と願うような気持ちで飲むことが多いもの。
ですが、当ワインに関しては、いらぬ心配でした。
この’19年も素晴らしい!詳細は後述しますが、スタイルこそ若干変われど、今年も価格を大きく上回るパフォーマンス。
嬉しくなっちゃいました♪
◎ザルゼが、南ア・ワイナリの頂点に立ちました。
当店では2016年より一推しの生産者、としておすすめし続けてきたクレイン・ザルゼ。
そのおよそ四年後、プラッターズ・ガイド2021年度版では、1000社ほどと言われる南ア全ワイナリーの頂点…ただ一社のみに与えられる、【Winery of the Year】を受賞しました。
当店では当時から「(アトキン格付けにて)なぜここが五級にも入らないクリュ・ブルジョワ級なんだ!過小評価だ!」としつこいくらい言い続けてきましたが、その分、今回の受賞は本当に嬉しいです(涙) ただ、それと今回のヤナギヤ的MVPは全く別のお話。
単純に、試飲してその美味しさにシビれました。
このワインは単体で、本当に素晴らしいカベルネです。
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最安級受賞について 】 受賞率 "1%台" という狭き門、プラッターズ最高級評価の【Five Stars】。
(五ツ星) 万円格の高額ワインや、手に入らぬレア系ワインですら獲得の難しいこの最難関タイトルを、2580円という価格で受賞したワインがこのザルゼのヴィンヤード・セレクション・カベルネ。
それも、’15年(2018年版)、’17年(2020年版)と、直近三年で二度の受賞を果たしており、このようなカベルネは他に存在しません。
ザルゼにはまだこの上に、上位版として『ファミリー・リザーヴ』も控えているのですから、まさに圧巻快挙。
◎ヴィンヤード・セレクション クレイン・ザルゼには主に三つのラインがあり、「ヴィンヤード・セレクション」は、通常版「セラー・セレクション」の上位品。
リザーヴ的位置づけで、最上級キュヴェの「ファミリー・リザーヴ」との中間に位置するミドル・クラス。
大部分の果実を自社畑からまかなっており、買い付け葡萄は少量のみ。
自社畑は日中と夜間の寒暖差が大きく、良質なフレーバーをもつ好ましい環境下にあるそうです。
自社、買い付けぶどうともに、糖度や熟度が異なる複数ブロックからの果実を使用。
これにより複雑味とスケールが生まれます。
収穫は早朝に手摘みにて。
畑と醸造所の双方で、複数回にわたり厳密に選果。
それらも手作業。
除梗してステンレス・タンクと上部解放型の槽を併用して発酵。
ロットによってパンチ・ダウンとポンプ・オーバーを異なるタイミングで実施。
優しく抽出し、新樽比率40%のフレンチ・オークにて18ヶ月の樽熟成。
◎Platter's Guid 2022より 【PG94点】 「Deep, inky cassis & fruitcake allure on 2019 from Stellenbosch vines. Lovely harmony of fruit, spicy oak (19 months, 40% new) & acid. Silky mouthfeel adds to overall composure, elegance. Complete bargain, as most of these.」 ◎Tim Atkin South Africa Report 2020より 【TA91点】 「RJ Botha has a special touch when it comes to Cabernet Sauvignon, even at this very affordable price level. Ambitious, structured and layered, with 40% new wood, cassis, bramble, liquorice and cedarwood flavours and the acidity and tannic backbone to develop further in bottle.」 ◎ヴィンテージが2019年になりました。
【2022.1更新】 今年もお見事!素敵な仕上がりです。
タンニンは相変わらず多量にありますが、’18年ほど硬さの皮がなく、柔らかいより早熟なタイプ。
酸味は凛としてありつつ、やはり’18年に比べて優しく穏やかで、果実味の果肉感とロースティーな樽の甘みも程よい塩梅。
’18年より全体的に女性的で、当日のデカンタージュで十分飲むことのできる早飲み感を抱えていました。
骨格の強さや頑健さを感じさせる’18年、上質で柔らかな筋肉や果肉の豊満さを感じさせるおおらかな’19年。
晩熟の’18年、早熟の’19年。
型は異なれど、どちらも素晴らしいカベルネです。
’19年は、どこかナイーブさを隠した包容力のある傑作。
そもそも、平凡なワインでプラッターズから94点をもぎとるのは不可能です…。
●「まず南アのカベルネはここから」…と推したい、名作中の名作! ■324本完売! 24本追加いたしました。
■プラッターズ・ガイド94ポイント [ ★
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] ■ティム・アトキン91ポイント ■ワインマグ(Winemag.co.za)91ポイント ■ミケランジェロ・IW&S・アワード【Double Gold】
Review Count | レビュー件数 | 0件 |
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Shop Name | ショップ | カリフォルニアワインのYANAGIYA |
Price | 商品価格 | 2,838円(税込み) |